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西日本横断7日目

3月7日の午前5時、船内に小倉港到着を知らせるアナウンスが流れた。僕はその時にはもう起きており、すぐにでも出発することはできたのだが、熊本まで行くのにこんなに早い時間に出る必要はなかったので、6時までの船内休憩の時間をいっぱいに使って、スマーホンの充電をしつつだらだらしていた。
6時に2度目のアナウンスが流れ、船内に残っていた人達がぞろぞろと降りて行った。人の流れが途絶えたところで、僕も降りた。

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小倉からはピンク色を付けた経路を通って熊本へ向かう。
オレンジ色を付けた方が最短経路だけれど、あまり面白くなさそうだったので遠回りすることにした。

大分までは6時43分発の日豊本線で一本だった。途中の国東半島の横を通るときには、面白い景色*1が見られるかと思っていたけれど、靄がかかっていて良く見えなかった。というか、元々靄がかかっていなくても車窓からじゃよくわからないのだと思う。
シートのせいなのか体調のせいなのか、この日豊本線を通っている時はずっとお尻が痛くて、どうしてお金と時間を使ってこんな思いをしているのか、という気にすらなりかけた。これも含めて旅行だとは思うけれど。

9時過ぎに大分に着いて、街に出てみた。9時過ぎではまだ開いていないお店も多く、散策をしていてもあまり面白くないし、何よりも眠くて仕方がない。次の熊本方面へ向かう豊肥本線は13時2分の出発だから、まだだいぶ時間がある。どうしようかと考えていると、24時間営業のネットカフェが目に入ってきた。朝割りで90分500円と書かれていたので、ここで一休みすることにした。フラット席を取り、面倒だったので漫画にもドリンクにも手を付けずに居眠りした。
1時間ほど眠るとだいぶすっきりしたので、近くにあったラーメン屋でお昼を食べた。隣に座っていた女性が餃子とチャーハンだけ注文しているのを見て、わかるなぁと思った。ラーメン屋のチャーハンと餃子は謎の美味しさがある。

豊肥本線に乗った時には体調は万全になっており、ネットカフェで休んだのは英断だったなと自分を褒めた。豊後竹田のあたりから、乾燥したような色合いの独特な山々が見られるようになってきて、何日かぶりに車窓風景を楽しめた。窓に着いているカーテンが簾のようになっていて、減光させつつも外が見えるようになっていたのも良かった。また、景色が良いと思ったのはやはり僕だけではなかったようで、前の席に座っていた女の子は、わざわざ立ち上がって反対側の窓から写真を撮っていた程だった。人がいる車内で立ち上がって写真を撮るのは勇気のいる事だと思うから、上手く撮れていると良いなと思った。駅舎も趣のある木造のものが多く、旅情を味わえる良い路線だった。
宮地駅の辺りからは、左手に阿蘇山を見ながら囲むようにして鉄路が敷かれているため、阿蘇山を約120度に渡って眺めることができた。山以外にも、風景全体の色合いが大好きなアースカラーで満ちていて、とても落ち着いた。

豊肥本線を堪能して、17時過ぎに熊本駅に到着した。

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ぶれた。

熊本市街は何となく住みやすそうな印象だった。夕食はとんかつを食べた。注文してから30分近く待たされたのが最高だった。味噌汁が赤味噌で、初めてだったので新鮮だった。

*1:航空写真で見ると結構不思議な姿をしている