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近況

近況

  • 同窓会

一部の食べ物には、それを苦手と言った際に「良いものを食べたことがないからだよ」と周りから説得されるようなものがある。もちろん品種や品質の如何を問わず苦手だ、という場合もあるが、そのことも含めて、食べ物の好き嫌いにはその他の苦手なもの一般に通ずる部分があると思う。
大学に入って間もなく、それまでは何でもなかった色々なことが苦手になった。笑うこと、人と一緒にいること、時間を管理すること、人前で堂々と振舞うこと、、、他にもある*1。それぞれの詳細については追々書いていくが、2月18日に開かれた中学の同窓会で僕が感じたのは、人間関係の問題と食べ物の好き嫌いが似ているということだ。

おしゃべりをするのが億劫に感じるようになってから随分経っていた。中学生の頃に部活やクラスの仲間と毎日楽しくおしゃべりできていたのは、当時の自分が中学生だったからで、大学生の自分とは異なる人物であると考えていた。大学生になった自分はと一緒にいるのが苦手で、ほとんどの時間を一人で過ごしていたので、今度の同窓会でも以前のように振る舞えるか少し不安があった。
当日、集合場所である駅の改札口の前まで来た時点でも、まだ不安は残っていた。しかし小学生の頃からの友人と対面した瞬間、その不安はすぐに消えてしまった。最後に会ってから7年が経っていたが、お互いたったひと月の夏休み明けに会った時のような自然な態度で、変わりなく、まるで当時に戻ったかのような気持ちで接することができた。当時の部活のメンバーはどうしているとか、高校では何部に入っただとか、何を話しても楽しかった。
大人数が集まったと聞いている成人式の後に行われた集まりとは対照的に、LINEグループを使って呼びかけを行った本会は、最終的な参加者が20名弱と多少小規模ではあったものの、比較的穏やかな面々が集まった良い会だったと思う。隣に座っていた友人は酔ってすっかり気分を良くした様子で、杏仁豆腐が美味しくて仕方がないとしきりに話しかけてきていたのが面白かった。人と話していて心から笑ったのはいつ振りかと思った。
また次に開かれることがあれば必ず参加すると幹事を務めてくれた友人に伝え、家が近所の友人とは一緒に歩いて帰った。気心の知れた相手と、成長して落ち着いた今になって話をするのは心地が良かった。

そして結局、気心の知れた相手と接する機会が無くなってしまっていたというだけで、と一緒にいるのが苦手になったというのは勘違いだったと気づいた。苦手な品種のものを食べたからと言って、その食べ物全てを拒絶しようとするのは、あまり賢いやり方ではないと思う。特に人間関係は仙人にでもならない限り避けては通れないものだし、その他の苦手なことについても、楽しめる部分がないか探すようにしようと思った一件だった。

 

  • 卒論発表

2月23日に卒論発表があった。モイ姿勢で堂々と振る舞うことを心がけて発表に臨んだ。発表自体はうまくできたと思う。内容に造詣のある人が聴講を担当している教員の中にいなかったため、質疑応答はほとんど補足説明の様な形になった。
会が終わった後、不注意で入れてしまっていたアルバイトへ向かうのにすぐに大学を出た。訳あってこの日で会うのが最後になる研究室の同期が2人いたので、挨拶も碌にしなかったのは少し悪かったかもしれない。おわり。

 

  • 勉強会とその準備

神戸で研究に関する講座が3月に行われるという話を1月の中頃に先生から聞いた。ポスターを見て面白そうだと感じたし、旅費や宿泊費の補助もしてもらえるとのことだったので、行くことにした。
しかし、気になることが一つあった。ポスターに記されていた「必要とされる知識や経験」の項目に、致命的ではないにしても一部満たしていないものがあったのだ。先生は平気だと言っていたが、失礼ながら僕はあまり信じていなかった。またこの時、こういう時に根拠を尋ねると大抵煩わしそうにされることが、1年間の研究室生活で経験済みだったので、納得した振りをしておいた。実際のところは、不安を感じるくらいなら勉強した方がいいと思い、卒論発表の準備を進めながら勝手に勉強していた。

講座は3月13日から始まるが、県外からの参加者の中には前泊が必要になる人もいた。僕もその一人で、前日に高速バスに乗って神戸入りした。新幹線分の旅費が支給されることがわかっていたので、ありがたくバスを利用した次第だ。高速バスを利用するのは今回が初めてだったが、サービスエリアの出店で食べ物をつまむ楽しみもあったり、それほど酷いものではなかったように思う。
神戸で過ごす期間中は各自で食事を取るように案内がされていた。参加者のほとんどは大学内の食堂やコンビニを利用していたが、僕はお金が無かったので宿舎の自販機で売られていたカロリーメイトをひたすら食べて過ごした。それなりに腹持ちも良かったように思うし、宿舎の部屋では新しいトレーニングの方法を見つけられたので、惨めな気持ちになることは全く無かった。

講座自体は戸惑う部分もあったものの、事前の準備の甲斐あって恙無く終えることができた。

*1:現在ではどれも概ね克服している