西日本海岸線4日目

今回の旅行を計画しているときの懸念の一つに、自然成分が少なくなってしまうという事があった。福岡空港を終着点に設定した上で前回通った道を避けるとなると、道は限られてしまうし、その道も主に幹線沿いになるので、どうしてもそうなってしまう。その自然成分を補おうと、和歌山市内で一泊した翌朝は北西部に浮かぶ要塞島―友ヶ島に行くつもりだったのだが、昼頃から風が強くなるとの予報を受けて、船が全便欠航になった。鬼ヶ城に続いて、かなり楽しみにしていた場所だったので残念だった。
行かれないものは行かれないので、予定を早めて大阪をうろうろすることにした。早めたと言っても、3時間も4時間も居られるわけではない*1ので、簡単にたこ焼き調査をした。

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一軒目。テーブルに着いて食べられるお店だったので入ってみたら、自分で焼くタイプのお店でオヨ...となった。
ほとんど経験が無かったので、店員さんに教わりながら焼いた。途中から楽しくなってきて、ハプニングが良い方へ転んだと思った。尤も、居酒屋的つらさはあった。

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多分観光客に人気のお店。地元の人は行くのだろうか。
お持ち帰りと、カウンターでの立ち食いが選べる。大粒で食べごたえがあるし、何よりもソースと上に載っているネギが美味しすぎる。以前大阪出身の研究室の先輩が、「たこ焼きとか焼きそばは、ソースを食べる為のクラッカーみたいなものだと思ってる」と言っていたのを思い出し、その言葉の意味を悟った。ソースが美味しければモイ。

 

調査欲が満足したので、宿泊地の尾道へ向かった。途中の岡山で大手まんぢゅうを買って食べてみたかったけれど、乗り換えの時間が短くて買えなかった。車窓からの風景は、新幹線の中からよく見るような風景が続いていてあまり面白くなかった気がする。

夕方に尾道駅に到着し、予約したゲストハウスまで行くのに商店街を通ったのだが、そこの雰囲気が非常に良かった。余計な明かりがついていなくて薄暗く、人通りも多くないが、それでいて廃れているというわけではない。個人経営の小さなお店がたくさんあって、どれも心が惹かれた。港町だからお魚も新鮮なものが食べられるだろうし、町並みも良い。丁度良い場所にあると言うだけで何となく選んだだけだったのだけれど、とても良い町だった。
ゲストハウスは初めての利用だったが、宿の人は親切だし、古い民家(?)を利用した施設なので、居心地が良かった。お風呂もあったようだけれど、近くに日帰りの温泉施設があると聞いたので、お風呂はそちらで済ませた。那智日帰り温泉に続いて、ここでも貸し切り状態だったのでかなり気分がよかった。
入浴後は尾道ラーメンを食べるつもりでいたのだけれど、その時間にはもうほとんどのお店が閉まっていたので、宿の人に聞いて別のおすすめのお店を紹介してもらった。

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美味しかった......。
こういう素朴な中華そばも良い。

お店の周辺の通りも雰囲気があり、飲食店もたくさんあってモイ。

 

 

記事を書きながら振り返ってみると、4日目は食べてしかいなかった。まあいいや。

*1:友ヶ島への船の欠航がHPに記載されたのが始発便の出航時間を少し過ぎた頃だったので、最寄り駅までは行ってしまっていた