西日本海岸線3日目

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晴れたね。前夜はずっと雨音が聞こえていて、アプリでは予報どころかこの写真を撮影した時の現在の天気すら「大雨」になっていたのだけど......。
覚醒一番に窓から明るい光が入ってきているのに気付くと、良い一日になる予感がした。

紀伊勝浦駅7時25分発のバスに乗り、20分ほど坂道を上ると大門坂に到着した。

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門のようにそびえる夫婦杉。樹齢は800年だそう。

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前日の雨で石畳が湿っていてつるつる滑った。

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上手に撮れました。

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山の方も天気は良かった。

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大門坂を抜けた後の熊野那智大社への参道。
朝早かったおかげで売店はほとんど閉まっており、静かで気分が良かった。

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急に生活感があって面白い。

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結構高いところまで来た。

暫くすると那智大社に到着したが、不勉強なせいで寺社の面白さはわからない。不勉強でも建物の姿などに惹かれる人もいるかもしれないが、その感覚も持ち合わせていない。写真を撮ったりするのも不躾な気がして憚られたので、素通りして大滝へ向かった。

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滝までの参道も石畳。
歩いていて気持ちが良い。

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雨が降り出したのかと錯覚するほど飛沫が飛んでいた。
雨の降った翌日で、綺麗な良い滝だと売店の主人が言っていた。

伝書鳩を模しておみくじを掴ませた八咫烏の置物が売られていたのが、可愛らしくて欲しくなったけれど、荷物が増えるのは困るし、おみくじなら年始に川崎大師でありがたく「凶」を頂いている。ここで更新しても何だかズルをしたような気になりそうだし、最初に引いた方まで有耶無耶にさせてしまう気がしたので、やめることにした。おみくじに真剣なので。
那智では碁石などに使われる黒石が採れるというので、周辺の売店ではそれに肖った黒飴などが多く売られていた。試食したみかん団子が美味しかったのでお土産に一つ買った。
お土産を買った後は近くのバス停からバスに乗り、日帰り温泉へ向かった。上ってきたときに確認していたので、恙無く最寄りのバス停で下車し、開店とほぼ同時に到着した。露天風呂がとても気持ち良くて、お湯の布団を被るようにして暫く縁の浅い場所で横になってくつろいだ。2日ぶりのまともなお風呂ですっきりしてから、またお土産に蒲鉾の詰め合わせを買った。

 

18きっぷを利用する際には、その日最初の乗車時に入鋏印を押してもらう必要がある。この印は思い出の品としての面もあり、この日は是非那智駅で押してもらいたいと思っていたのだけれど、生憎那智駅は無人駅であった。そのため、那智駅で電車に乗ってから、次の乗換駅の串本駅で入鋏印を押してもらった。
串本での乗り換え待ちの時間に、一時雨が強くなったものの、すぐに止み、それ以降雨が降ることは無かった。
紀伊半島の西側ではトンネルもそれほど多くなく、景色も良かった。

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キャプチャで画質は悪いし水滴も付いているけれど雰囲気は何となく伝わると思う。
電線が近くにあるのもかえって景色を引き立てているように感じる。岩礁が多くて見飽きることがなかった。

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雨上がりなので空気も綺麗。

あまり良い景色が続くので、見入って写真をあまり撮らなかった。たまに撮ってみても、感じたままには写らない。感じたままに写らないのは嬉しい。これはカメラの性能の問題ではなくて、五感で体験することによって、単純な視覚のみで景色を眺めるよりも美しく見えているということなのだと思う。たとえ綺麗な写真が撮れたとしても、実際には綺麗に「見えている」だけで景色自体は特別なものではないのだから、嘘くさくなる。どれほど高性能なカメラで撮影して、美しく加工した写真でも、五感で体験する眼前の光景には及ばないということが実感できる。

 

夜になって和歌山市に到着した。ホテルでチェックインをしようとすると、(当たり前だけれど)関西弁の気さくな主人が、予約していた部屋より良い部屋が空いているといって、そちらへ移動させてくれた。
荷物を置いてからはラーメンを食べに出掛けた。30代かそこらの店員の一人が、注文を取るところからお会計まで、終始不愛想に接客してくるから、かなり気分が悪かった。それでいてラーメンは結構美味しかったから、ますます気分が悪くなった。