ポケットモンスター フタの上で温めるスープ・フタの上で温めないスープ

メモ帳

2月末に八王子で買ったメモ帳が、想像していなかった効能を発揮しているので報告する。

元々このメモ帳は、「外にいるときにふと思った事」をメモするために買ったもので、もう少し具体的に言うなら、ブログに書き起こす前のワンクッションとしての用途のみを想定したものだった。実際、購入した10日後の旅行で使ってからはしばらく使っていなかったし、厚めのもの(9mm程度ある)を買ってしまっていたから、これじゃあ格好がつかないなあ、なんて思いながら、まっさらなままの残りのページを眺めていたような状態だった。
ところが、ジョギングや表情筋のストレッチを始めた頃からメモを再開し、その日あった事、思った事を毎日書くようになると、変化が出てきた。考えた事や調べた事に関する備忘録としての効果はもちろんだけれど、僕が特に面白いと思ったのは、頭の中だけで考えていた事が、後から紙に書き込んで視覚化することによって、内容が整理され、思考がさらに数段階進んでいくという点である。単に日中の思考を辿るつもりでも、文にすることでその時には気付かなかった考え方や事実のつながりが見えてきて、ペンを動かす手の動きが止まらなくなることがある。諦めて途中でやめた暗算を、紙に書いて最後まで計算し直しているような感覚だ。

 

呼吸

いつからなのかもう覚えていないけれど、近くに人が複数居る状況下で、呼吸がしづらくなることが多くなった。定期的に遭遇して印象に残っている場面は、通学の電車内、美容室、リビング等だ。通学の電車は混雑していることが多く、何故か無意識に息を潜めてしまう。すると身体が強張ってきて、不安感から視線が泳いだり、脈拍が早まったりする。落ち着かせようと深呼吸をしようと思っても、上手く息が吸えない。美容室では、染髪をするときに毎回赤面してしまう。リビングは家族の話し声や生活音、動きや視線が気になって落ち着かない。テレビから聞こえてくる音が気になることもある。
症状について調べてみるとヒットするのが「パニック障害」、「過呼吸」といった単語で、そこまで酷くはないにしろ、確かに近い症例が書かれていたりする。真に受けたら病院に行くことになってしまうので、とりあえず適当に読み流していると、分かったことがいくつかあった。まず、息が吸いづらい状態というのは、吸えていないのではなく、むしろ吸い過ぎている状態なのだということ。そして、過呼吸を防ぐには鼻呼吸を心がけるのが良いということ。不安感などは呼吸が上手くできれば何とかなりそうだということ。赤面については、冷え性について調べていた時に血行不良が原因であることをたまたま知った。表情筋のストレッチを始めたのは、実はこれがきっかけである。

 

思ったこと

冷え性しかり、体の不調は自分の悪い癖を自覚する良い機会なので、あまりネガティブにならずに改善されていく様子を楽しめば良いと思う。性格的なものもあるだろうけど。