旅行振り返り

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自宅のある神奈川から鹿児島まで、電車に乗って西日本を横断してきた。上図の色のついた線上をそれぞれ1日で移動し、松山―小倉間はフェリーを利用した。
例によって、内容は次回以降の記事に載せることとして、この記事では、今までしてきた各旅行で、特に印象に残った場面を簡単に取り上げて振り返ってみようと思う。

長野(2015年3月2日~3日)

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1人でした初めての旅行で、経路は事前に購入した本で紹介されていたものをそのまま採用した。1日当たりの移動距離は比較的控えめで、松本市街、野沢温泉村をゆっくり見て回った。
計画をしている段階では、篠ノ井線松本駅長野駅間の、姨捨駅付近からの車窓や、野沢温泉の外湯を楽しみにしていたのだけど、実際に行って印象に残ったのは、千曲川に沿うように走る飯山線の車窓から見た、街を深く覆う霧と、千曲川と雪山が作る水墨画の様な風景だった。

青森(2015年4月2日~4日)

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白神山地の青池を見てみたい一心で計画した旅行。緑色で示した経路を往復することはせずに、往路は遠回りする経路を選択した。青池の他には特に見物するものを決めず、日本海側の路線を通ること、リゾートしらかみに乗ることなど、移動自体を楽しむのに徹した良い旅行だった。
よく覚えているのは、新津駅のベンチでのんびり過ごした一時と、自分の他に誰もいない(営業期間でなかったのかも)中で見た、周りの音を吸い込んだように静かで深い青色の青池

北海道(2015年9月2日~5日)

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強い動機はなかったと思う。夏の北海道の大地は美しいだろう。ご飯が美味しいだろう。北海道を選んだのはそんなところだったと思う。どの路線でも本州では見られないような独特の景色があった。
印象に残っているのは、石北本線留辺蘂遠軽間で見た寂しげな林と、白滝―上川間(うろ覚え)で見た夕暮れの畑と牧草地。もう一つが、帯広の喫茶店で食べたナポリタン

岩手(2015年12月26日~30日)

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とりあえず寒いところに行きたいと思って東北を選んだ。1日当たりの移動距離を抑えて、各地での観光の時間を多くとった。行ってみると、岩手県に入るまではほとんど雪は見られず、車窓からの景色の印象は薄かった。
遠野市街北東部に真っ直ぐ伸びる土淵バイパスを、地吹雪に遭いながらのそのそ歩いているとき、周囲に歩行者は1人もおらず、車通りも少なかったために、前方へ延々と伸びていく道と盆地の平野を、独り占めしているような気持ちになった。